96
ようやく辺りに陽が差し込めてきた。
暗がりでは見えなかったモノが姿を現す。
リッケはマルカルスの様子に疑いを持ち、再度偵察隊を派遣する事にした。
その理由は、川底の水嵩が減っていた事と、両端の岸にフォースウォーン達の死体が散乱していたからである。
97

シピウス
『上流から流されて来たみたいだな?』

リッケ
『水嵩が低いって事は、本筋の流路を外れたからよ。
おそらく上流で堰き止めて、鉄砲水を喰らわせたんだわ』

シピウス
鉄砲水?

リッケ
『カース川の源流は、マルカルスの街中にあるわ』
98
シピウス
『そうか!マルカルスで水を堰き止めて、鉄砲水喰らわせたのか!!』

奇妙な期待感が沸く。

シピウス
『それなら、まだ陥落していないんじゃないか?』

リッケ
『ええ、恐らくわ・・・』
99
すると、先ほど先行させた偵察隊が戻ってきた。
彼らの話によると・・・
マルカルスを包囲していたはずのフォースウォーン達は、サルヴィウス農園にて陣を構えてはいるが、完全に意気消沈していたと言うのである。
99-1
焚火の周りを囲うように座り込む者、怪我を負って寝転ぶ者、いつの間にか冷たくなった者を見下ろす者。
99-2
体中泥まみれで、負傷していない者は一人もおらず、激しい士気の低下が目で見てわかるほどだった。99-3
そしてマルカルスの前方は、城壁から溢れ出る水によって、地面があちこち水浸しになっており、そのせいで足がぬかるみ、水の勢いもあるので前進する事すら難しい状況だった。
当然ながらあんな状態では、街中に入る事は不可能である。

リッケは険しい表情を浮かべる。100
シピウス
『リッケ、さっさと叩いちまおうぜ!こんな状態なら朝飯前だ!』

もう勝った気でいるシピウスは、どこか浮足立っていた。

リッケは偵察兵を再度問い詰めた。

リッケ
『途中伏兵はいた?』

偵察兵A
『いえ、気配すら感じませんでした。
おそらくは・・・何処にもいないかと』
101
リッケは、彼の声が上擦っているのがわかった。

リッケ
”おそらくは”・・・ってどういう意味?』
102
彼は気まずそうに答える。

偵察兵A
『そのぉ~この辺の地形はフォースウォーンの庭のような物で、昔から奴らだけが使っている抜け道があるって、もっぱらの噂になっているんです。
どこかで穴を掘っているらしくて、それは未だに続いているらしく、仮に出身者であっても跡を追うのは難しいと・・・』

リッケ
『ふむ・・・』

偵察兵A
『ただ、オカシイな?って思った事があって・・・』
103
リッケ
『なに?』

偵察兵B
『撤退の準備をしているように見えないんですよ・・・
私共は・・・戦略云々(うんぬん)言える立場ではないので、あれなんですが・・・』

リッケ
『構わないわ』

偵察兵B
『・・・あれだけこっ酷くやられているなら、反撃なんてとても考えられません。
もう撤退した方がいいかと・・・』
104
シピウス
『ボロボロになっても、ヤル気だけはあるみたいだな』

リッケはため息を漏らす。

リッケ
『意地になっている可能性もあるわね。
ただ、”ネズミの穴”も無視できないわ』

シピウス
『どうするんだリッケ?
まさかここで足踏みする訳じゃないよな?』
105
リッケは軽く鼻息を漏らすと、険しい表情で腕組をした。

リッケ
『もう一つ問題があるのよ・・・』

シピウス
『問題?』
106
リッケ
『マルカルス前方の橋を落とし、コルスケッガ―で落石を起こしたのは、私たちの進路を一つにする為と言うのは解るわ。
これはフォースウォーンの仕業と考えて、まず間違いないはずよ。
彼らは前面のマルカルスを襲いつつも、後ろから来る私達を警戒していたのよ。
恐らく城兵の抵抗が思った以上だったから、きっと的が外れたのね』

シピウス
『水攻めは予想外だったんだろうな』

リッケ
『でも解らないのは、行方を暗ましたマルカルス兵達よ』

シピウス
『あいつらが?
まぁ確かに、行方を暗ましたって言う点はオカシイと思うが、ここまで無事に来れた訳だし・・・』
107
リッケ
『それは偵察隊を先行させた効果があったからよ。
そうではなく、彼らが姿を暗ませたのは、自分達が案内するのは、不都合だったからだと思わない?』

シピウス
『・・・?』

リッケ
『さっき私は、”進路を一つにする為”と言ったけど、これは逆の意味にも捕らえる事ができるわ』

シピウス
『逆?』

リッケ
『つまり、マルカルスからの伝達兵を出させない、あるいは、一本道にする事でそれを見張り易いという事よ』

シピウス
『うんうん』

リッケ
『ロリクステッドに来たマルカルス兵は、マルカルスがフォースウォーンに囲まれた事と、コスルケッガ―の前で落石があった事をハドバルに伝えたのよね?』

シピウス
『ああ、そうだ』
109
リッケは山小屋の前に並ぶ、マルカルス兵達の死体を指さした。

リッケ
『ここで落石を起こせば、フォースウォーンは自らの進路を塞ぐ事になる。
でもここで死でいるマルカルス兵達は、落石があった後に殺されている。
と言う事は、フォースウォーンの本隊は、落石を起こす前に通った可能性が高いわ』

シピウス
『ああ』
110
リッケ
『そして東側が落石で閉ざされているという事は、彼らは今来た私達の道の方向と、マルカルスの方向から囲まれて殺されたのよ』

シピウス
『逃げ道がない・・・』
111
リッケ
『という事は、彼らの中にもし生き残りがいたとしても、この橋を使てロリクステッドに向かうのは不可能だわ。
遺体の数からして、どこかで分隊した可能性はあるみたいだけど・・・
もし分隊していたとしたら、この分厚い石の向こう側、東側の道しかない』
111-1
リッケ
『でも東側の道は、川の途中で途切れているから、ロリクステッドに向かうには橋を渡る形になるわ。
その先には、フォースウォーンが蔓延っているブロークン・タワー要塞がある。
先へ進むには、嫌でもそこを横切らないといけない。
さらにその先には、山賊たちがウロウロしているはず・・・無傷で到着できるなんて至難の技よ

シピウス達は固唾を飲む。
112
リッケ
『仮に川に飛び込んで、運よく逃げ延びたとしても、ここは滝が幾つも続く急流よ。
それこそ、あんなに早く報告できるなんてあり得ないわ』

シピウス
『なぁ・・・ちょっ、ちょっと待ってくれ!
マルカルス兵がロリクステッドに報告に来るのがオカシイって事だろ?
でも昨日の夜、確かに来たじゃねーか?』

リッケ
『あなたは見てないでしょ?
寧ろ、ハドバルを怒鳴りつけていたんじゃなかった?』

シピウス
『ああ・・・』
114
リッケ
『ここいるマルカルス兵を殺したフォースウォーンは、本隊が通った後に落石を起こし、その後に配置されている。
ロリクステッドに来たマルカルス兵は、フォースウォーンの本隊が通った事から、マルカルスが包囲されたと予想し、そして落石が起きた事を見ていたのよ』

シピウスは一瞬背筋が凍った。
115
シピウス
『だ、だがよ、マルカルスで水攻めがあった後に送ってきた可能性も・・・ある訳だよな』

リッケ
『それなら水攻めの話があって当然よ。隠す理由は無いはず』

どう考えても、マルカルスからロリクステッドに伝達兵を送る事は、ほぼ不可能に近い。
116
シピウス
『となると、もしロリクステッドに向かうとなれば、先にこの橋を渡って、どこかの茂みに隠れているか、
壊される前の橋を渡って行くしか、道は無い訳だ・・・』
117
リッケ
『この辺りはフォースウォーンの庭よ。
どこを通ってもフォースウォーンと鉢合わせる可能性が高いわ。
マルカルス前面の橋を渡ってから、ここに戻ってきて、それからロリクステッドに行くなんて不自然よ』

シピウス
『じゃぁ・・・どうやってロリクステッドに来たって言うんだ?』
118
リッケ
『例えばマルカルス兵が、フォースウォーンに変装していたとしたら?』

シピウスは口をポカーンとしている。

シピウス
そうか!だったら筋が通る!
それならフォースウォーンに紛れるし、事の最初を目撃する事もできるぞ!
・・・なら・・・なんで姿を暗ましたんだ?』
119
リッケ
『つまり、イグマンドの寄越した使者ではない、別な誰かが、フォースウォーンの攻撃を”知ってて知らせた”って事よ』

シピウス
『知っててって・・・いったい誰なんだよ?』
120
リッケは思考を巡らせる。

リッケ
『仮にもし・・・仮にもしマルカルスで、そんな事ができるとしたら・・・シルバー・ブラットしか考えられないわ・・・

シピウス
『シルバー・ブラッドって、帝国と手を結んでいるんだろ?』

リッケ
『それは弟のソーナーの話よ』

シピウスが声を喉に詰まらせる。
121
リッケ
『シルバー・ブラッドの家長は、兄のソーンヴァー・シルバー・ブラッドよ』

シピウス
『それって・・・?』
122
リッケ
『彼はストームクローク側の人間よ!』

この一言により、二人の間には予想もしていなかった人物の名前が挙がった。
123
シピウス
『おい・・・まさか・・・ホワイトランと繋がって・・・?
また”ポエット”とかいうガキの仕業なんじゃ!?』

シピウスは、イオナとアルギス達との戦いで痛い目を見ている。
そしてグレイムーアでのアルディスの惨劇も知っており、それがポエットの仕業だという事も知らされていた。
そういう被害妄想にも似た、恐怖心を持ってもおかしくはなかった。
124
そしてそれは、リッケもまた同じ事が言える。
ホワイトランにおける攻城戦も加えれば、帝国軍は大きな被害を出し、そして二人も将を失った。
”考え過ぎ”とも思ったのだが・・・
あの軍神と唄われた”テュリウス”を、手の平で踊らせた”小娘”である。
今の彼女にとってみれば、例えようのないプレッシャーに押し潰されそうだった。






125
シルバー・ブラッド家とは、マルカルスの裏の顔持つ支配者と言われている。
彼らはシドナ鉱山を所有し、鉱山自体を巨大な刑務所に変え、犯罪者に採掘をさせている。
おかげで人件費は”タダ”。
経費もそれほど掛からない上に、多くの重罪人たちが、ほぼ毎日のようにリーチ中から集まってくるのだ。
126
ここで産出する鉱石は”銀”であり、これが彼らの莫大な収入源となっている。
彼らはこの銀で土地を買い漁り、事業を拡大し、傭兵を雇い入れ、私設兵団を作り、時にはマルカルス市警隊を買収することで、イグマンドの力を死角から削いでいた。
しかもソーナーは、その銀を利用しスカイリムにおける帝国軍を裏から支えてもいる。
127
マダナック率いるフォースウォーンの一団が、マルカルスを包囲すると、彼はすぐさま行動に移した。

まずは傭兵を使い、自分の周辺で使用人をしていた者をあらかた始末した。
128
その後に、帳簿係をしていた”鼻効きネポス”の宅に押し入り、一族と呼ばれていた全員も一掃したのだ。
129
ここに至る概要はこうである。

鼻効きネポスが、自分の目を盗み横領を繰り返していた事は前々から知っていた。
そしてその金を、秘密裏にマダナックに回していた事実も知っていたのである。
最初は怒り心頭だったが、さすがは守銭奴だけあるのか、ソーナーはこれを逆手に取る事にした。
130
彼はワザと極端なノルマの引き上げを、ネポスに勧告したのだ。
一日の採掘量は決まっているため、そうそう簡単にソーナーの期待には応えられない。

131
そうなると何故上げられないのかと、ソーナーが自分のところに調査員を回して来る可能性がある。
その危険性を回避するために、ソリチュードに使者を送り、産出量の減少を伝えたのである。
132
この事がテュリウスの耳に伝わり、やむなくリーチ周辺の巡回兵を交代要員とすることで、なんとか帳尻を合わせる事ができた。
133
ネポスは数字を誤魔化す事で、ノルマを達成させているように見せかける事には成功した。
だがまさかこれが、自分の首を絞める結果になるとは思いもよらなかった。
134
オドヴァンという受刑者の一人に取引を持ち掛け、彼にマダナックの監視をさせていた。
マダナックの性質からして、鎖を解けばすぐに行動に移すことは分かっていた。
そこに更に握らせれば(ネポスから回ってくる横領金)、自分たちの武装を分厚くするのは当然である。
135
そしてネポスも自分可愛さから、解放したマダナックに事の次第を伝える。
となればマダナックは、時期を見計らい、今まで我慢した物を、一気に吐き出す様に動き出すはずである。
136
ソーナーの思った通り、マダナックは見事に散り散りになったフォースウォーンの一族を掻き集めてくれた。
とはいえ大人数が集まれば、いかに堅牢と言われるマルカルスと言えど、陥落するのは時間の問題だった。
137
だがそれを一時的にでもイグマンドが押さえてくれればいい。
そう、せいぜい一日二日程度。
138
帝国軍がホワイトラン攻略の為に、ロリクステッドに陣を敷く事は知っていた。
これを早急に呼び寄せるためにも、マダナック達の蛮行を傍から見守り、即座に伝えに行ける伝達役が必要だった。
ここでの件(くだり)は、まさにリッケの予想通り、二人の傭兵たちを使い、フォースウォーンに扮装させ紛れ込ませたのである。
彼らはコルスケッガ―の落石を目撃しつつ、都合を合わせてロリクステッドに飛んでいった。
139
ソーナーの目的は、帝国軍の警戒網を緩める事で、マダナックを動かし、マルカルスにフォースウォーンを集結させ、これを救援に来てくれた帝国軍に討たせる事だった。
そしてあわよくば、フォースウォーンとの戦いでイグマンドの首も打ち取ってくれれば万々歳である。






フォースウォーンとの交戦中・・・トレジャーハウスにて・・・
140
ソーナー
『やってくれたなカルセルモめ・・・』

レブルス
『ここが主戦場になる事は、最初から分かっていた話です。
カルセルモの入れ知恵は、予想外ではありましたが、ここは妥協する方が賢明でしょう』
141
ソーナー
『随分と落ち着いているなお前は・・・』

レブルス
『ネポスの家から多量の銀が発見されました。
あれだけあれば、シドナ鉱山が水没していても、暫くは大丈夫かと』

レブルスは焦る様子など微塵も見せず、寧ろ打開策まで持ち合わせていた。
彼の無表情で淡々とした語りは、これからの出来事に、緊張感さえ微塵も感じさせない。
逆にこれが、当たり前だとでも言わんとしていた。

ソーナーにしてみれば、”なんなんだこいつ”と思えてはくるのだが、逆に面白い人材ではあった。
144
ソーナー
『イグマンドは?』

レブルス
『現在交戦中です』

ソーナーはため息を漏らす。
彼は寧ろ城の中ではなく、マルカルスの外で交戦して欲しかった。
145
レブルス
『ですが・・・やるなら今が好機かと・・・』

ソーナーは、彼の言葉に思わず口元が綻(ほころ)んだ。
146
ソーナー
『レブルス、舵取りをしてみたいか?』

レブルス
『勿論です』

147
ソーナー
『よし・・・傭兵共を動かせ。
買収した市警隊もだ。
一気にアンダーストーン砦を制圧し、シルバー・ブラッドの旗を掲げろ』

レブルス
『了解しました』
148
ソーナー
『イグマンドには、二度と砦の敷居を跨がせるなっ!!』




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<備考>

◎ソーンヴァー(兄) ソーナー(弟)
ゲーム上での彼らは、実際どちらが兄でどちらが弟なのか、あやふやな所があります。
SOSでは、トレジャーハウスの受付をしている”リアダ”と”ソーナー”自身の発言からソーンヴァーを兄とし、ソーナーを弟としました。
リアダは”一族の事業を取り仕切っているのがソーナーである”と言い。
ソーナー自身は”ソーンヴァーが一族のトップだ”と発言しています。

因みにリアダは、シルバー・ブラッド家のトレジャーハウスで働いている使用人で、主に受付をしている女性です。
フォースウォーンとは、直接的に関係は無いようです。

◎ソーナーの言った【王】とは?
彼の不穏当ともとれるこの発言は、マダナックの『ボロを纏った王』に近い意味を持っています。
つまりは『リーチの王』であって『スカイリムの王』とは違うと考えてください。
事実上では『マルカルスの首長』を指してはいるのですが、目標は大きくとでも表現しておきましょう。

その前に書いた【手近な物で”王”を作ってみようと思っただけだ】とは、
実在した『秦の始皇帝』の父親と言われている『呂不韋(りょふい)』という男の『奇貨居くべし(きかおくべし)』という故事を例としています。
一介の商人が皇帝を作ったというお話しです。
興味のある方は調べてみてください♪
なかなか面白いですよ^^

ちなみにこの件を書いた理由としては、ソーナーは表立って行動するよりも、裏でコソコソしている方が性分に合ってると自覚しているのでは?と思ったからです。
実際の彼自身は、自宅の部屋から全く出てこず、また彼自身の発言からも、どこか好んでやっているようにも思えました。
こういうのは権力者としてはよくあるパターンで、クレームを付きつけようにも、その根幹があやふやで分かりにくい所が腹立たしいという存在です。
リフテンのメイビン・ブラック・ブライヤーは、彼に比べたらずっと親切な存在だと思えてきます。
街の裏の顔とか言ってますが、彼女は毎日ちゃんと街中をウロウロしてますw

◎”こういう事態に陥る事を遠からず予測していた”
リッケが考えたテュリウスの思惑として、こう表現しました。
この件での意味は、フォースウォーンのマルカルスへの攻撃も含まれていますが、もう一つ、マルカルスへの道すがらに現れるだろうフォースウォーンの【伏兵】の事も指しています。
つまりは正規軍の大軍が行進すれば、それはかなりの威圧感を与えると思われるからです。
◎イグマンド自身が伝達兵を送り帝国軍に救援を求める隙がある?
この件ですが、”あれ?”と思われる方もいると思われます。
と言うのは、フォースウォーンがマルカルスを包囲する少し前に、イグマンドは外にいる市民や市警隊を避難させ、尚且つ水門を土嚢で防ぐ時間がありました。
なのでこの時点では、まだ前面の橋は壊されていないので、ホワイトランの帝国軍に救援を要請しに行かせられたのでは?
と思う方もいるかと思います。

結論から言うと、それは無理です。

A1

何故なら十二話EP3に置いて、フォースウォーンの進路について【マダナックの動きに合わせて、他の拠点からもフォースウォーンが動き出し、皆一路マルカルスを目指した。】
と書きました。
つまりは、この時点において救援の為の伝達兵が通る道は、どの道もフォースウォーンの通り道であり、
そしてホワイトランへ行く為の橋を渡る道は、フォースウォーン達が最も多く歩く道なので、鉢合わせる可能性がほぼ100%と言えるからです。

◎ドゥーマー(ドワーフ)が消えた理由
ドゥーマーが消えた理由を実際に知っている者はいません。
ですがその真実に近づけた者はいます。
因みにタムリエルでは、ドワーフの生き残りが一人だけいるとか・・・

◎ドワーフのオイル
ゲーム内のドワーフのオイルは、オートマトンなどを倒すとよく手に入る錬金素材です。
SOSでは高度な機械文明を持っていたドワーフ達が、オートマトンなどに使う潤滑油として設定しました。
グレイムーアやホワイトランの攻城戦で使われたオイルとは、別物と考えてください。

◎タール
有機物の熱分解によって得られる、粘り気のある黒から褐色の油状の液体。
大部分のタールは石炭からコークスを生産する際の副産物として産出されるが、石油、泥炭または木材その他の植物から作り出すこともできる。
by Wikipedia

今回はカルセルモが、ドゥーマーの潤滑油を作ろうとした際に、副産物として出たタールを有効活用したという設定にしてみました。
【ドゥーマーの事ならカルセルモ】と頭に浮かぶくらいなんだから、これくらいはしているんじゃないかと・・・
ゲーム上にはタールはありません。

◎ハグレイブン
カラスの羽の生えた老婆のような魔女。
主に火炎系の魔法を得意とするようだが、中には冷気系の魔法を使う者もいる。
フォースウォーンにはブライアン・ハートと呼ばれる、強力な兵士がいます。
彼らは自分の心臓をの代わりに、ブライアン・ハートと呼ばれる謎の心臓を移植され、強力な戦士へと変貌した改造人間です。
この術を施しているのがハグレイブンです。
ハグレイブンとフォース・ウォーンの関係はよくわかっていません。
もちろんハイロックにおけるウィッチマンとの繋がりも不明です。
元々忌み嫌われる存在だけに、一般の人々からは怪訝され、彼女たちも好んではいないようですが、すべての人間を嫌っている訳では無いようです。

◎トレジャーハウスの使用人
実際のゲーム内には使用人が三人います。
内二人は確実にフォースウォーンであり、スパイとして潜入しているようです。
今回はこの点を利用し、ソーナーは既にその事に気づいていたという設定になっています。

◎オドヴァン
シドナ鉱山の受刑者の一人。
フォースウォーンではないのにフォースウォーンだと思われ逮捕された。
本人曰く無罪。
本来ならマダナックの傍に行くには、彼を直接見張っている【野獣のボルクル】との殴り合いに勝たないといけない。
彼はシルバー・ブラッドによって逮捕された為に、個人的な恨みを持っていると思われる。
牢獄内で彼は正式にフォースウォーンになっている。
この辺を弄って、好条件を出しつつ、彼を抱き込んだ設定。

◎レブルス・クインティリアス
トレジャーハウスは、シルバー・ブラッド家の後援者達の為の寄宿舎のような場所です。
彼はここに住みついているインペリアルです。
いつも街中をウロウロしているのですが、話しかけても不機嫌そうに返してくるだけで、対話選択も一つしか選択できません。
ソーンヴァーは24時間アンダーストーン砦で突っ立っているのですが、レブルスは砦に入る事はなく、
寧ろトレジャーハウスのソーナーの部屋に入っては、鍋を掻き混ぜています。
内戦クエストをストクロでクリアすると、ソーンヴァーが首長になり、何故か面識の無いはずのレブルスが執政になりますw
SOSでは、弟のソーナーによるクーデターの補佐として設定しました。
インペリアルは基本的に対話能力が高いというのが、ゲーム上の設定なので、この点に重点を置いています。
性格もいつもスカしている感じで、嫌味な感じにも思えるのですが、補佐としてはピッタリな印象があると思っています。
なお、今回バックストーリーでレブルス自身の過去も書いているのですが、あくまで創作です。


◎歌い人のイングヴァ―
内戦クエストをストームクローク側でクリアすると従士となる。
ゲーム内で彼と会話すると、マルカルスの注意事項を教えてくれる。
”歌い人”というくらいなので詩歌の才能があり、あるサブクエストで、その能力を生かし手伝ってくれる。
一見良い人そうに見えるのだが、裏ではハグスキュアのボテラを脅し、上納金らしきものを恐喝している。(ボテラの話)
彼はシルバー・ブラッド家の傭兵の一人であり、トレジャーハウスで寝泊まりしている。
SOSでの彼は傭兵団の頭という設定にしました。
ネポスにノルマの上限を上げるように勧告しに来た、真ん中の人物が彼です。
他に、トレジャーハウスのフォースウォーンやネポスを始末するなど、主に汚れ仕事を担当しています。

◎マルカルスという街の作りについて・・・
マルカルスは、ドゥーマー達が作った街である以上、既に3000年以上の年月を費やしている都市です。(恐らく)
(ドゥーマーは第一紀に姿を消している 1E688~1E700)
そのとてつもなく長い年月は、石造りの建物を浸食させている可能性があるので、当時の街はもっと豪勢だったのでは?と推測しました。

A2

恐らくなんですが、上記の予想図のように、高所に幾つもの渡り廊下があったのでは?と勝手に推測しました。
そして今、店などがある場所は、ただの貯水池だったのかも・・・
下の方には階段が増設された跡が残っていたり、上の方には橋の土台みたいなのが残ってたり、手入れをしていたと思われる植物に、既に使われなくなった石の門が放置されてたりするので・・・
また、城壁の外側には幾つもの窓穴があるので、当時はあの窓穴を使って排水をさせていたのかもしれません。
あるいは、ちょっと飛躍しているのですが、今ある城壁はもしかしたら元々監獄だったんじゃないか?(材料が足りないのですが)
と、べセスダがイメージして作ったのかもw
因みに現在の水門は一ヵ所しかなく、それはシドナ鉱山入口付近の溶鉱炉の隣にあります。

もう一つ思った事なのですが、当時のマルカルスは今よりもっと海抜が高かったはずです。
というのも、ウィンドヘルム(ウルフリックが首長をしている街)は、地下にもっと大きな城があると云われています。
海抜が低くなったおかげで、嘗ての城は地下に沈んでしまい、今のウィドヘルムになったのだと云われています。
なので昔のウィンドヘルムはもっと大きかったそうです。
と言う事は今のカース川も、今よりもっと高い位置にあり、今よりもっと沢山の急流な滝が流れていたんじゃないかと思われます。
流れる水が石を侵食させだおかげで、今は切り立った岩山が多いのかもしれません。
あくまで仮説ですがw




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